ホンダは二輪車メーカーとして長い伝統を持っていましたが、四輪車の分野では後発でした。
しかしながら、自主独立の車づくりを貫いてきた結果、現在ではわが国を代表する自動車メーカーに成長しました。
ホンダ車の特徴は、技術者出身であった創業者の伝統を受け継いだ、技術力の高さにあります。
中でもエンジンの開発技術に強みがあり、1970年代には当時世界でもっとも厳しいと言われていた米国の排ガス規制にクリアしたCVCCエンジン、回転数に合わせてバルブタイミングを調整する画期的なシステムとして名高いVTECエンジンはその象徴的存在です。
また、コンパクトカーの開発にも定評があり、代表車種であるフィットは2000年代以降何度も販売台数で国内トップの座に輝きました。
その他、ミニバンのステップワゴン、軽自動車のN-BOXなども人気車種となっています。